2018年5月25日金曜日

『騎士団長殺し』 村上春樹


『人間界は時間と空間と蓋然性という三つの要素で規定されておる』と騎士団長は言いました
人間は自由であればどのようにも生きられると考えたい
ところが全ての人間の人生は特定の時間と空間と蓋然性のもとで展開します
人はその中でほんのわずかのことを自らの意思として選択できるに過ぎません
そう思うと何かとても虚しい感じがしますがこれが現実でしょう

少し前に読んだロング・グッドバイ(レイモン・ドチャンドラー著、村上春樹訳)の訳者あとがきの一節を思い出します

「戦わない。
 それは目に見えないし、立てる音も聞こえない相手だからだ。彼らはそのような宿命的な巨大な力を黙して受容し、そのモーメントに呑まれ、振り回されながらも、その渦中で自らをまっとうに保つ方策を希求しようと努める。そのような状況の中で、彼らに対決する相手があるとすれば、それは自らの中に含まれる弱さであり、そこに設定された限界である。そのような闘いはおおむねひそやかであり、用いられる武器は個人的な美学であり、規範であり、徳義である。多くの場合、それが結局負け戦に終わるであろうことを知りながらも、彼らは背筋をまっすぐに伸ばし、あえて弁明することもなく、自らを誇るでもなく、ただ口を閉ざし、いくつかの煉獄を通り過ぎていく。そこでは勝ち負けはもう、それ程の重要性を持たない。大事なのは自ら作った規範を可能な限り守り抜くことだ。いったんモラルを失ってしまえば、人生が根本的な意味を失ってしまうことを彼らは知っているからだ。」

これはチャンドラーの小説に登場する人物についての村上春樹さんの解釈です
「騎士団長殺し」の主人公(最後まで名前が出てきません)もこのような人だと思いました


2018年5月20日日曜日

一般道を走る

一般道(上武道路)を走る

川越の自宅から一入亭の行き来にはいつも一般道を使います
道を上越国境へ向かって行くと澄んだ青空に雲が流れていました
何かの作品にしたいようなさわやかな景色でした
エッセイを書いたりスケッチを描くのが得意だったらこれを作品にできるでしょう
得意な表現の手立てを持っていないと感動をリアルに表すことができず残念です
せめてこうしてブログに織り込んでおくことにします

高速道は普段からほとんど使いません
料金が高いからです

一般道は以前より整備が進んで昔の有料道路のようです
路面はスムーズで速度もそれなりに出せます
高速道ほどでは無いにしろ時間もかかりません
信号は少なく、急カーブやアップダウンに煩わされることもありません
いずれも1970年代頃に比べればということですが・・・

一般道を使った往復400キロ以上の走行に慣れると高速道を走るのがしんどくなりました
料金が高いのは勿論ですがそのほかにも頭痛のたねがいくつもあります
・燃費が悪くなること 27㎞/Ⅼ ⇒ 23㎞/Ⅼ
・スピード狂や大型車などの傍若無人走行の危険にさらされること
・思ったところで食事、トイレ、買い物などの用事を足せないこと

なるべく高速道を使わず一般道を走るようにしてからすでに2年ほど経ちました
今では好んで一般道を走っています
一般道の近くにある美味しくて安い食事処やケーキ屋を見つけるのが楽しみです

一般道を走る習慣はもう一つ新しい楽しみをもたらしてくれました
年の暮れにこの一年で一般道を走って高速代がどれくらい浮いたか計算するのです
一入亭への往復だけでなく法事や旅行などで高速道を使わなかった分も含めます
すると10万円をはるかに超えるお金を一年で節約できたことが分かります
とてもいい気分です


2018年5月17日木曜日

『不死身の特攻兵』 鴻上尚史


昨秋の黒旅(6)で鹿児島の知覧にある特攻会館へ行きました
その展示を見終わってブログにつぎのような感想を記しました

 「ここには特攻隊員となった若者たちの悲壮な気持ちがあります 
隊員の親御さんたちが隊員の死を悼む気持ちがあります
そして出撃地となった知覧の人たちの無念の思いがあります

ここにないのは誰がどのようにして特攻を発案し
それが日本軍の作戦として採用され実行されていったのか
という説明です」

特攻を命令した側についてもっと知る必要があると思ったのです
今回不死身の特攻兵』を読んで特攻会館で抱いたにがい思いへのこたえを見つけました
特攻作戦がなぜ考案され、どのように出撃が命令されたかが書いてあったからです
その内容は高木俊朗さんの『陸軍特別攻撃隊』に準拠したものです
それでも胸のつかえが降りるような気がしました
佐々木友次さんという下士官(伍長)が1944年に9回の特攻出撃を命ぜられたのです
その概要は以下の通りです

ーー
月日       集合時刻 出撃機数 有掩機数 内容(戦果は軍発表)     上聞/葬式
11月12日 午前3時  4機   20機  佐々木戦艦一隻撃沈のち戦死      有
11月15日 午前4時  4機     8機  僚機に合流できず帰還
11月24日 正午近く   2機  機数不明  壮行式最中に爆撃にあい出撃中止
11月28日 午前10時    1機    6機   敵艦を発見できず帰還
12月4日   午後3時  1機    2機   敵戦闘機編隊に遭遇したため帰還
12月5日   午後3時  4機    9機   佐々木他戦艦一隻大破炎上のち戦死  有
12月7日   午前7時   10機   3機   整備不良で離陸できず
12月16日 早朝     1機    無   敵船団約200隻に遭遇し帰還
12月18日 不明    不明  有無不明 離陸後エンジン不調のため帰還

ご覧のとおりひと月余りの間に佐々木さんは9回もの出撃を命令されました
出撃のための集合時刻が始めは未明だったのが回を追うごとに遅くなりました
遅く出撃するとアメリカ軍の戦闘機と遭遇する確率が高まります
しかも最後のほうは一人で直掩機無しで出撃させられました
壮行式では知り合いがバナナを一房くれただけということもありました

司令官や参謀長からは「死んでこい!」「死んでくるんだ!」と口々に言われました
それほど上官は佐々木さんに死んでもらいたかったのです
華々しい戦果をあげ佐々木さんは戦死しましたと2度も天皇に報告してしまっていたからです
田舎では佐々木さんの葬式を2回出しました
天皇にまで報告し軍神となった佐々木さんを処罰できません
なので処刑飛行として佐々木さんに何度も出撃を強制したのです

9回目に帰還したのちにはもうフィリピンの日本軍は特攻する飛行機を持っていませんでした
そのため司令官や参謀長は佐々木さんに処刑飛行をさせられなくなりました
そこで司令官は参謀長に佐々木さんを密かに殺すよう命じました
参謀長は狙撃隊を作りましたが間もなく日本が降伏したため実行されませんでした
ーー

この後に佐々木さんは生まれ故郷に帰り92歳まで生きて2016年に亡くなりました
亡くなる直前に著者の鴻上さんは佐々木さんに何回かインタビューをしました
そのインタビューの内容と「特攻の実像」という特攻の分析が鴻上さんの業績です
この本のあとの半分はすでに高木さんが公にした『陸軍特別攻撃隊』からひいた内容です

この本にはユニークな部分が半分しかないとしても出版の意義があると思います
それはまず特攻を命令した側の実態を改めて知らしめ
そして佐々木友次さんという反骨の人の存在を伝えていることです


2018年5月14日月曜日

音楽メディアとその価格

ミズーリの空高く

リラックスしたいときにはいろいろなことをします
本を読んだり、運動をしたり、スポーツ中継を見たり・・・
音楽を聞くのもそのひとつです
なかでもジャズが好きです

数年前に亡くなったベーシストでチャーリー・ヘイデンという方がいました
彼がパット・メセニーと共演した「ミズーリの空高く」というアルバムがあります
その深い音色を聞くたび、とても癒されます

このアルバムを初めて聞いたのは図書館で借りたCDででした
こんなにいい音楽を無料で聞けるなんてありがたいと思いました
ダウンロードさせてもらい外出先でもプレーヤーで聞いています

このアルバム一枚についていろいろなメディアがあります
その価格はメディアにより次のように異なります

新品 LP アマゾン 20,161円(送料350円含む)
   CD 定  価 2,621円
      アマゾン 1,850円(送料350円含む)
MP3ダウンロード  1,200円
中古 CD アマゾン  850円(送料350円含む)
アマゾンプライム     0円(年会費3,900円)
図書館のCD貸し出し     0円

メディアによるこのような価格差はこのアルバムに限ったことではありませんね
購入する人の考え方と懐具合によって選ばれるメディアは異なります

一入亭におきましては聞きたいアルバムが図書館にあればそれを借りて聞きます
図書館に無ければ中古CDで音質に問題のないものがアマゾンに出ていればそれを買います
アマゾンプライムというのは特定のアルバムをストリーミングで聞けるサービスです
アマゾンの無料宅配などと抱き合わせになっていて便利なので会員になっています
MP3ダウンロードはモノが手に入らないのであまり買う気になれません
これしかメディアの選択肢なかったり中古CDより低価格であれば買うでしょう
新品はLPはもちろんCDも割高感が強いのでMP3ダウンロード以上に手が出ません

というわけで図書館で借りるかアマゾンプライムで聞くか中古CDを買うというスタイルです


2018年5月13日日曜日

チンジャオロース

チンジャオロース by nami
田舎の叔父の家から竹の子が大量に届きました
次男がそれを茹でて早速一品作ってくれました
いい歯触りで美味しかった

2018年5月10日木曜日

『ロング・グッドバイ』 チャンドラー 村上春樹訳


フィリップ・マーロウはタフな私立探偵です
権力、金、暴力に屈することなく最後の最後まで犯人を追い求めていきます
その過程で彼は命の危険にさらされ、何度も手ひどい目に遭います
その代価として法外な金を求めることもなく侘しく一人で暮らしています
たとえ大金持ちの美人に言い寄られても結婚しません
とうてい考えられないほどのタフネスさです

このタフネスさと同じくらいあるいはそれ以上に目を見張るところが彼にはあります
犯人を捜しに難行苦行を強いられながらも自らについて語らないことです

彼は必要なときには雄弁であり、ウィットに富み、ユーモアのセンスもあります
だからといって自分の感情や思いなどをしゃべったりはしません
大変なことをしていれば普通なぜこのように行動するのか言いたくなるじゃないですか
自分はこう思うのだ、こう考えているのだ、だからこのように行動するのだ、と
しかし彼は言いません

現実社会には正義のためだ、世のため人のためだなどと事あるごとに言い募る人々がいます
政治家、官僚、学者、宗教者、教育者によく見られます
ところが往々にして実力と行動が無かったり、もともとその気がないこともよくあります
こちらはフィクションではないので実害があります

この本でとりわけ心地がいいのはあちこちに気の利いたユーモアがちりばめられていることです
絶体絶命の時、嫌な気持ちになった時、ガックリ来た時、すごく痛たい時には、顔が引きつったり、不機嫌になったり、しょんぼりしたり、辛くなります
そのような時こそユーモアの出番です
その場の雰囲気や、人の気持ちを一瞬にして変える魔法です

こういう本を読んでいるとこの物語がいつまでも終わらないで続いて欲しいと思います
実際500ページ以上もあってなかなか読み終わらないのは事実です
でもシーンがきっちり平均10ページに区切られていてとても読みやすい
単調な肉体労働の傍らにこのような本をチビチビ読むと取り合わせがいいような気がします

なにか村上さんの作品を読んでいるような気がしました


2018年5月5日土曜日

いつものメニュー

2018年5月4日
平日の朝食はいつも同じメニューです
おかず、ヨーグルト、フルーツの中身を毎日変えるので飽きません

食パン:6枚切
紅茶:ダージリン
サラダ:だいたいキュウリ、トマト、レタスにドレッシング、ブロッコリーのときも
おかず:玉子、ベーコン、ウインナソーセージ、ハム、チキンナゲット、チーズなど
ヨーグルト:ヨーグルトにジャム(イチゴ、ブルーベリー、マーマレード)をトッピング
フルーツ:リンゴ、ミカン、キウイ、グレープフルーツ、バナナ、イチゴ、デコポンなど


2018年5月1日火曜日

かたる 英語 電車内勉強


給料生活をしていた頃は通勤電車のなかでラジオ英語講座の勉強をしていました
電車のシートに腰掛けて揺れに耐えながら録音したヴィニエットを聞いて書きとっていました
今は家の掘りごたつ(さすがにもう電気は入れていません)で勉強をつづけています

昨日都心へ出かける用事があり何年ぶりかで電車の中で勉強しました
すると電車の揺れのため書きとる字が乱れに乱れてしかたありませんでした

通勤していた頃はできていたのにどうしたことでしょう
バランス能力が落ちたのでしょうか
それとも以前もまともには書きとれていなかったのでしょうか

たった数年でそれほど身体能力が極端に低下したとは思えません
家でゆったりと書くのに慣れたので突然の汚い字にびっくりしたのかな
それとも電車の揺れが以前よりひどくなったのかしらん

上手く書きとれないことが気になって肝心の内容があまり頭に入りませんでした

これに類することが気がつかないうちに生活の端々で起きているのかもしれません

給料生活をしていた頃はやりたいことを劣悪な条件を耐え忍びながら何とかやっていた
そして今は自分がやりたいことだけを恵まれた条件の中で楽々とやっている

人間は生きていくうえで必要がなくなった能力をさっさと切り捨てるのだそうです
春になったらパラリと冬服を脱ぎ捨てるように
そういうことが知らないうちにからだのあちこちで起きているのかもしれません

2018年4月30日月曜日

ヒトの変態

イモムシは卵から生まれてくる前、すでに大人の体の部位が育ち始めた状態で生まれてきます。その「成虫原基」と呼ばれる、とても小さな細胞の塊は彼らの体中に広がっていて、変態の間にそれぞれの原基が成虫の蝶や蛾のさまざまな体の部位として発達するのです。イモムシがサナギになる時、それは酵素を放出するので、ほとんどの細胞組織を溶かしてしまいます。成虫原基と、特定の筋肉と神経システムの部分しか残ることはありません。体の残りはすべてドロドロに溶けてしまうのです。このたんぱく質豊富な廃物液は新たな細胞分裂の急増を促進する助けとなり、成虫原基が一人前の成虫の羽根、目、そして脚となるのです。

2018年4月24日火曜日

『天正遣欧使節』 松田毅一


晴耕雨読というライフスタイルにあこがれたのは随分前のことだったと思います
それから長いこと晴れても降っても常にやることが決まっていたような気がします
天気次第でやることを決めるなんてなかなかできませんでした

今日は天気予報どおり朝から雨です
一昨日昨日と二日続けて茅拵えに精を出したので全身に筋肉痛がします
それで今日は本を読みながら休養することにしました

先週までの一週間は黒旅で天草、島原、諫早と駆け抜けました
帰ってから旅の思い出を再度歴史の中で立体構成できるような本が読みたいと思いました
それで図書館へ行き見つけた本がこれです

九州生まれの4人の少年使節が8年の歳月をかけてローマ教皇に謁見してきた記録です
長崎からリスボンへの海路だけで2年半かかりました
彼らは想像を絶するような苦難と天にも昇るような歓喜に何度も何度もゆすぶられました
出かけた時は信長の天下で、帰ってきた時は秀吉がキリスト教を押さえ始めていました

思わず自分はなんて平らかな人生を歩んでいるのだろうとため息がでます
せめて使節が訪ねたポルトガル、スペイン、イタリアへ行ってみたくなりました
彼らが通った道を自転車で辿り宿泊地や訪問先を見て回るのです
パパ様にはお会いできなくとも


2018年4月19日木曜日

かたる フランス語


6月にフランスのロワール河の源流から河口までをドミニクと自転車で走ります
その旅が少しでも深まるようにとフランス語を勉強しています
NHKラジオのまいにちフランス語です
4月から新しいシリーズが始まりました
やっと今週からその勉強をはじめます
平日だけ30分でどれだけ効果があるものやら
大分遅れをとりましたが慌ててもしかたありません
とにかく一歩を踏み出します
Sautez le pas !


2018年4月18日水曜日

『沈黙』 遠藤周作


この本で沈黙とは神の沈黙です
具体的には江戸時代はじめのキリシタン迫害に対し神が何も為さなかったことです
司祭や修道士のみならず信者にも苛烈な拷問が加えられ多くの人が磔で殺されました
このような状況に神は救いの手を差し伸べず沈黙していました

このように沈黙する神を人はなぜ信仰するのでしょうか
この小説はそのことを主題としています

人の世の中では実に様々な悲劇がありましたし今もあります
第一次世界大戦では戦闘員900万人以上と文民700万人以上が死亡しました
そのわずか21年後に始まった第二次世界大戦ではそれをはるかに上回る人が死にました
両大戦ほど大規模ではない悲劇は人の歴史の中で数え切れないほど繰り返されてきました
そのただ一つについても神が乗り出してきて人を救済したということはありません
神は人間の願いを聞き届け実現するために存在するわけではないのです

信仰とは人として生きるうえで宗教の規範を受け入れ実践することでしょう
そうすることによってより良い暮らしができより良い社会になると信じるからです
一方で厳しい暮らしや望ましくない社会の改善を願っても神は沈黙したままです

健康や長寿、受験や就職、良縁などなどありとあらゆることで人は神頼みします
神は沈黙をもってこれにこたえるのです

2018年4月8日日曜日

たけのこごはん


きのう市場で買ってきたたけのこを使ってたけのこごはんに挑戦!
レシピは家にあった40年ぐらいの前の料理本を参考にしました

たけのこはきのう煮ておいたので味付けだけ
これは柔らかく炊けました
鶏肉はご飯といっしょに炊きました
下味をつけ忘れたのでちょっとパサついてしまいました

いつもより少しだけ奮発してわかめと油揚げのおすましとエビの酢の物もつけました
春の恵みをありがたくいただきました

2018年4月7日土曜日

川越市場


夕食ではメインの料理を魚か肉にしています
肉はどこでも造作なく買えますが魚は最近なかなか買うのが難しいです
川越の町中でもこの10年間で鮮魚店が次々と廃業してしまいました

好きな煮魚や焼き魚が思うように食べられなくてしばらくウツウツとしていました

そんな時に市の公設市場が家から自転車で30分のところにあるのを何かで知りました
行って見たところ築地市場のミニュチア版のような景色に驚きました

カラフルで新鮮ないろんな魚に会うことができました

土曜日は一般消費者向けにオープンしており手ごろな値段で少量から買えます
しかも買った魚は市場の一角ですぐに無料でさばいてくれます

八目(ハツメ)というメバルの一種と形のいい鰈(カレイ)が一皿で300円でした
これを煮付けようと思って買いました
魚屋のおじさんに魚の名前を確かめたら「あんた魚が好きだね」と親切に教えてくれました

市場には魚のほかに青物、肉、食料品の店もありこちらも大層にぎわっています

川越市場のHPはこちらです

2018年4月4日水曜日

菓子パン


昼食は手のかからない麺類(うどん、そば、ラーメン、スパゲティ、焼きそば)を作るか
弁当や菓子パンなど出来合いのものを買ってきて食べます

今日は「トークン」の菓子パンにしました
お店の前に立つと焼きたてパンのいい匂いがします
さて何にしようかなといろんなパンが並んだガラスケースをのぞきます

まかないフランス(ソーセージとポテトサラダ)
ブルーベリーとクリームチーズのベーグル
くるみパン
メロンパン

4つで500円です
いつもおいしい菓子パンを庶民的な価格で提供してもらい感謝しています
家に持って帰りカルピスを飲みながら食べました
全部は食べきれずメロンパンは残しました
明日の朝に食べます

2018年4月2日月曜日

お散歩 北川越コース

好きなスポーツは登山とスキー、それに自転車の3つです
自転車は「お散歩」、「花と団子」、「黒旅」の3パターンで走ります
今日は午後4時から「お散歩」に出かけました

「お散歩」では気晴らしと体づくりを兼ねて家のまわりを走ります
20㎞を一時間かけて走ります
荒川や入間川の土手あたりを走るコースを6つ設定しています

今日は「北川越コース」を久しぶりに通して走りました


このコースは一般道のほか入間川の右岸土手を10㎞ほど走ります
その土手で3年前に工事が始まり自転車道が通行止めになりました
う回路はありますが土手通しに走れないのが残念でした

その工事がようやく終わり土手通しに走れるようになりました

なぜこの工事に3年間もかかったのか分かりません
河川敷には入間川への放水路のようなものができていました

2018年1月15日月曜日

雪掘り

一入亭
今日は助っ人さんと一緒に雪堀りであります
一入亭が建っている新潟県中越地方の中山間部はワールドクラスの豪雪地帯です
積もった雪が屋根を壊さないように一冬に二、三回雪掘りをします

このあたりでは「雪かき」のことを「雪掘り」といいます
多い年には一冬の累積積雪が10mを越えます
雪かきなどという生易しいものではありません
どかっと降った雪を大汗をかいて掘らなければならないのです

今冬は11月中旬から何度も雪が降りました
今年は大雪かなと思いましたが今のところ積雪150㎝ぐらいと平年並みの気配です

一入亭は中門造りという建物の構造上どうしても屋根の入隅部分に雪が溜まります
今回はこの部分だけスノーダンプで掘って下に落とします

雪が多い年は積雪が軒先まで達します
2011年から三冬続けて大雪となりそんな状況でした
最近は二冬小雪が続いています
大雪も小雪も三冬ぐらい続くような感じがしています

裏側は北向きで表側よりも雪が多く吹き溜まります
年中日陰なので雪は融けずに凍りつき表側より掘るのが大変です

裏側を掘っているところです

積雪がもっと多くなると面白い雪掘りの技が登場します
それはまたその折にご紹介しましょう

ところで今年のシート掛けは概ね上手くいったようです
大きく外れたところはありません
ついでに3か所ほど手直しをしました

開始から2時間で今回の作業はお仕舞いです
楽ちんでした

2017年12月31日日曜日

一入亭のゆく年くる年 2017年から2018年へ

戌の集い
一入亭の行く年、2017年はこんなでした


つねづね面白い本を読みたいと思っています
この一年でどんな本を何冊くらい読みその読後感はどうだったでしょうか?
どなたもご関心ないことかと思いますが以下の通りです

なお読後感はあくまで私にとってどうだったかということです
これで何かを主張する意図はありません
参考にしていただく分には一向差し支えありません

書名、著者、読後感(☆☆☆これは面白い!、☆☆読んで良かった、☆読まずもがな…)
EU複合危機             遠藤 乾            ☆☆
われ笑う、ゆえにわれあり     土屋賢二            ☆☆
老子道徳経            老子              ☆☆☆
フランスの異邦人         林 瑞枝            ☆
15のわけあり小説          ジェフリー・アーチャー     ☆☆
悪知恵              鹿島 茂            ☆
ドーダの近代史          鹿島 茂            ☆
老人力              赤瀬川原平           ☆☆
ライン河の文化史         小塩 節            ☆
ライン河紀行           吾郷慶一            ☆☆
定年から輝く生き方        帯津良一            ☆
達者でぽっくり          帯津良一            ☆
ポックリ名人           帯津良一            ☆
ふたり老後もこれで幸せ      辻川覚志            ☆☆
続老後はひとり暮らしが幸せ    辻川覚志            ☆☆☆
紅茶の手帖            磯淵 猛            ☆
帰ってきたソクラテス       池田晶子            ☆
精神のエネルギー         ベルクソン           ☆
人生論ノート           三木 清            ☆☆☆
老いる家崩れる街         野澤千絵            ☆☆
海の見える理髪店         荻原 浩            ☆   
生きづらさからの脱却       岸見一郎            ☆☆
後世への最大遺物         内村鑑三            ☆☆
第二次世界大戦          アントニー・ビーバー      ☆☆☆
納棺夫日記            青木新門            ☆☆☆
芭蕉の門人            堀切 実            ☆☆
人間自身ー考えることに終わりなく 池田晶子            ☆
ラジオは脳にきく         板倉 徹            ☆
恩を返す話            菊池 寛            ☆
恩讐の彼方に           菊池 寛            ☆☆
動的平衡             福岡伸一            ☆
聞く力              阿川佐和子           ☆
転職               高任和夫            ☆
ツァラトゥストラ         フリードリッヒ・ニーチェ    ☆
養生の実技            五木寛之            ☆
ショックドクトリン        ナオミ・クライン        ☆
日本人の死に時          久坂部羊            ☆
悼む力              阿刀田高            ☆
ダークツーリズム入門       風来堂             ☆
民芸の教科書④かごとざる     萩原健太郎           ☆☆☆
孤独と不安のレッスン       鴻上尚史            ☆☆
洋子の本棚            小川洋子            ☆
ゲンロン0観光客の哲学      東 浩紀            ☆☆☆
翻訳技法実践論          稲垣直樹            ☆☆☆
幸福論              バートランド・ラッセル     ☆☆☆
原因と結果の法則         ジェームズ・アレン       ☆☆
憂い顔の「星の王子さま」     加藤晴久            ☆☆
星の王子さま           アントワーヌ・サンテグジュペリ ☆☆☆
意味がなければスウィングはない  村上春樹            ☆☆☆
世代の痛み            上野千鶴子、雨宮処凛      ☆☆
「フランスの最も美しい村」全踏破の旅 吉村和敏          ☆☆
カンディード           ヴォルテール          ☆☆

この一年間で新旧とりまぜて50冊ほど読みました
100冊ぐらいは読んだかなと思っていたので意外に少なかったです

図書館へふらりと行って「面白そうだな」と借りた本は大抵つまらなく
何か理由があって読もうと思って借りた本は面白かったという印象があります

理由というのはおよそ次のようなことです
・自分が関心を持っている人が書いた本だから
・自分が関心を持っている人が興味深く読んだ本だから
・自分がやっていること(竹細工やサイクリングなど)に関わる本だから
・自分が置かれた状況を理解するうえで役に立ちそうな本だから

これらの理由は今後どんな本を読むか決めるときの参考になると思います




英語
いつのころからかずっと英語の勉強をしています
いまはNHKラジオの「実践ビジネス英語」をやっています
1回15分の放送を録音してヴィニエットを繰り返し聞いて書きとります
頭の体操になりますし世の中のことも若干分かるので一石二鳥です

語学学習はぜんぜん苦になりません
というか勉強するのが楽しいです
テキスト代は安価で、ごくたまに英語力が役立つこともあります
それで今年も休みなく続けました
続けましたが上達しているか退化しているかは不明です

仏語
これまでの英語学習にプラスして今年7月からフランス語の勉強も始めました

二十代にヨーロッパアルプスへ行ったのを機会にフランス語を学び始めました
三十代になって仕事で英語を使うようになりフランス語から遠のいてしまいました
それから三十年ほど経った今年、ひょんなことからフランス語の勉強を再開しました
ひょんなこととはこんなことです

6月にライン河を自転車で旅していてフランス人の自転車乗りと知り合いになりました
デュッセルドルフのキャンプ場で言葉を交わしたのがきっかけです
彼と私は年恰好が近く登山やスキーという共通の趣味を持っていることが分かりました

二人とも行き先がライン川の河口なので一緒に行こうかということになりました
彼とは不思議にウマが合いました
それにしてもそれから六日間も一緒に走るなんて思いもよりませんでした
彼にとっても意外なことだったに違いありません

キャンプ場でテントを並べ酒食をともにし
食料を分け合ったりトイレットペーパーの貸し借りをし
風雨が強かった日はホテルに相部屋で泊まりもしました

彼は英語が苦手なので私たちはフランス語で話をしました
私のフランス語はつたないものですが一緒に旅をするのにそれ程不便は感じませんでした
彼の理解力(聞き流す力も含めて)が高かったからでしょう

ロッテルダムで彼と別れるとき来年はロワール河を一緒に走ろうと約束をしました
ロワール河はフランス最長の川で中流から下流にかけて古城や原発がたくさんあります
私はもともと2018年はロワール河を走ろうと決めていました
正負の遺産を巡るという私の旅の目的にピッタリ合うところだからです

奇遇にも彼はロワール河の上流の町に住んでいるとのことです
なのでロワール河を走るのはお互いに願ったり叶ったりです

旅をもっと楽しむには現地語ができるようになるに越したことはありません
それで私は数十年ぶりにフランス語の勉強を再開したのです

勉強の内容は「まいにちフランス語」というNHKラジオ番組を聴くことが一つ
もう一つは「星の王子さま(Le Petit Prince)」を原文で読むことです
辞書を引き引き読んでいます
ときどき星の王子さまのことばにグッときます
このグッとくるところが何とも言えません



ブログ
これまで「藁竹茅」のブログ一本に何でもかんでも投稿していました
それを昨年から内容別に三本立てにしました

「藁竹茅」https://hitoshio.blogspot.jp/ 実践している藁細工、竹細工、茅葺きの内容をなるべくわかりやすく伝えようとしています
「一入亭日乗」https://hitonichi.blogspot.jp/ 安上がりで楽しいライフスタイルを模索しています
「ほぼ人力遊山記」https://hobojin.blogspot.jp/ あちこちにある正と負の遺産を自転車や徒歩で訪ねて感じたことを書き綴っています

三本立てにしたことで構成としてはすっきりしました
ところがブログが三本になるとより手間暇がかかります
それでも「藁竹茅」はこれまでのパターンを継続してなんとかまるく収まりました
しかし「一入亭日乗」と「ほぼ人力遊山記」への投稿が思うようにできませんでした

「一入亭日乗」は「藁竹茅」と「ほぼ人力遊山記」でカバーする範囲以外のことです
なので項目が多岐におよびうまく整理して投稿することができませんでした
「ほぼ人力遊山記」はブログで取り扱う範囲ははっきりしています
問題だったのは6月のライン河以降投稿したいと思うようなことがなかった点です





一入亭の来る年、2018年はこんな感じかな


面白い本が読みたいです
大切な時間を使って読むのでいい読後感が得られる本が読みたいのです
読む本をどのように選ぶかが大事です
それが結構難しいことです

新聞の書評や書店での売れ行きなどを頼りに読む本を決めても満足は得られません
既製服にぴったりとした着心地を求めるようなものでしょう
やはりオーダーメードでなければだめです
高かろうと安かろうと自分の身の丈に合っていなければ仕方がないですね
自分が大切にしている趣味嗜好に裨益する本が読むべき本でしょう

2017年の読書体験からしても「理由があって読んだ本は面白い」といえそうです
昨年読んで面白かった本を読んだそもそもの理由は思い返せばつぎのようなものでした
・自分が関心を持っている人が書いた本だから
・自分が関心を持っている人が興味深く読んだ本だから
・自分がやっていること(竹細工やサイクリングなど)に関わる本だから
・自分が置かれた状況を理解するうえで役に立ちそうな本だから

なので今年は 「なぜその本を読むのかという理由を意識して本を選ぶ」 ことにします

まああまりパッとしない目標ではありますが今年はこれで行ってみようかなと思います




これはもう昨年後半以降のペースを引き続きキープしたいと思います
つまり英語はNHKラジオの「実践ビジネス英語」をやります
フランス語は同じくNHKラジオの「まいにちフランス語」をやります
「Le Petit Prince」はやっと三分の一ほど読み終わったところなので続けて読みます



ブログ
「藁竹茅」
これまでの投稿パターンで続けていきます

「一入亭日乗」
今は「読書」、「語学」、「ブログ」の頭脳活動項目だけ投稿しています
これ以外の項目を「一入亭日乗」に加えていきます
ざっくり言うといえば「衣食住」の関係です
「衣食住」は「読書」、「語学」、「ブログ」よりももっと日常的な身体的な活動です

「ほぼ人力遊山記」
このブログで取り扱う範囲ははっきりしています
「登山」、「スキー」、「サイクリング」です
これらをもっと楽しみたいと思います
そうしてもっと投稿します

荒川と入間川の合流点から見た入り日

2017年12月28日木曜日

『Le Petit Prince』 アントワーヌ・サンテグジュペリ

「翻訳技法実践論」稲垣直樹著 2017年11月
「星の王子さま」は一般には子供のための本ということになっており、その翻訳はそれこそ、赤子の手をひねるよりも簡単だと思われている...見かけに反して、この作品はまったく一筋縄ではいかないのである。



「憂い顔の『星の王子さま』」加藤晴久著 2017年11月


サンテグジュペリの「Le Petit Prince」は翻訳で読むのではなく、この作家とその作品を愛する者が、フランス語原文を、自分で読む、また、自分で訳すのがいちばんである。

「星の王子さま」翻訳稲垣直樹 2017年11月
「星の王子さま」の定番訳という世評の高い作品


「Le Petit Prince」の原典を自分で訳す 2017年11月~2018年2月


「Le Petit Prince」の自分訳を稲垣直樹の訳と突合せ 2018年2月

「Le Petit Prince」を「星の王子さま」稲垣直樹訳を見ながら読む 2018年2月