2018年4月24日火曜日

『天正遣欧使節』 松田毅一


晴耕雨読というライフスタイルにあこがれたのは随分前のことだったと思います
それから長いこと晴れても降っても常にやることが決まっていたような気がします
天気次第でやることを決めるなんてなかなかできませんでした

今日は天気予報どおり朝から雨です
一昨日昨日と二日続けて茅拵えに精を出したので全身に筋肉痛がします
それで今日は本を読みながら休養することにしました

先週までの一週間は黒旅で天草、島原、諫早と駆け抜けました
帰ってから旅の思い出を再度歴史の中で立体構成できるような本が読みたいと思いました
それで図書館へ行き見つけた本がこれです

九州生まれの4人の少年使節が8年の歳月をかけてローマ教皇に謁見してきた記録です
長崎からリスボンへの海路だけで2年半かかりました
彼らは想像を絶するような苦難と天にも昇るような歓喜に何度も何度もゆすぶられました
出かけた時は信長の天下で、帰ってきた時は秀吉がキリスト教を押さえ始めていました

思わず自分はなんて平らかな人生を歩んでいるのだろうとため息がでます
せめて使節が訪ねたポルトガル、スペイン、イタリアへ行ってみたくなりました
彼らが通った道を自転車で辿り宿泊地や訪問先を見て回るのです
パパ様にはお会いできなくとも


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