会うきっかけはこの夏にお互いヨーロッパへ行ったことです
わたしは自転車旅で彼はハイキングでした
それぞれの土産話を聞こうということになったのです
あちこちの写真を見ながら話に花が咲きました
そのなかで彼が撮ってきたアルプスの峰々の写真に目がとまりました
それは40年前にわたしが見た姿とあまりに違うように感じられました
それを裏付けるように友人は教えてくれました
すべての展望台の案内プレートが「この数10年でいかに氷河が後
アルプスの氷河が後退しているという話は以前に聞いたことがあり、悲しい気がしました
自分が若い時に見た風景がもう見られないのかと思ったからです
その事実を友人が今夏撮ってきた写真ではっきりと示してくれました
写真の山はアイガーです
左が1978年8月にわたしが撮った写真で、右が今年7月に友人が撮ったものです
左は降雪直後であることを割り引いても変化は顕著です
以前は岩壁の基部や中間部や山頂付近に氷河がありました
それらが今はほとんど消えかかろうとしています
1978年8月 |
2019年7月 |
岩壁のすその氷河のボリュームが明らかに小さくなっています
1978年8月 |
2019年7月 |
下の写真はゴルナーグラートから見たリスカムです
手前に落ち込む大きな氷河の右側の岩峰にべっとり着いていた氷河が半分以下になっています
1978年8月 |
2019年7月 |
氷河が後退して黒い山肌がはっきりと見える部分が増えています
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