2020年6月12日金曜日

『<郊外>の誕生と死』 小田光雄

1955年に始まる高度成長は、農耕社会から重工業社会へと産業構造を転換させていく過程であり、その後四半世紀のあいだに起こる「日本人の1.6倍」というドラスチックな人口移動の開始を告げるものであった。

地方から都市へ 都市人口 1890年   7.8%
             1955年 56.6%
             1975年 75.9%

郊外化
1955年以降「5年ごとに人口増加のピークが10㎞ずつ郊外化してきた」

産業構造の転換        1960年  1970年  1974年
        第一次産業   30.2   17.4   12.9
        第二次産業   28.0   35.1   36.3
        第三次産業   41.8   47.5   50.8

1973年から1975年にかけて日本の社会がモノを生産する社会からモノを消費する社会へと突入した
あらゆるものの価値や思考が生産の側から消費の側に転換した 

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