2018年7月11日水曜日

『健康診断を受けてはいけない』 近藤誠



「安全に長生きするためには、健康なときには検査を受けないこと、医者に近づかないことに尽きます。検査が、アリ地獄に落ちるきっかけになるからです」

厚生労働省が健康診断の受診を勧める政策を推進したので近年がんの発見率が高まりました
ところががんによる死亡者数は減少していません
がん患者は増えているのにがんで死ぬ人の数はほとんど変わっていないのです
がん検診とがん治療にかかる費用と時間が増大する一方で効果は表れていません

では検査を受けないほうがいい健康なときとはどんなときでしょうか?

「元気で体調がよく、ご飯が美味しくて、日常の生活動作に不自由がないときです」

これであればかなり多くの人が健康診断は受けなくていいことになりますね

「年をとれば腰の痛み、膝の痛みなど、多少の不具合が生じてくるものです。それらは老化現象なので、多少の症状があっても、元気に生活できていれば、やはり健康であるのです」

健康診断を受けないでいたらある日自治体から検診を勧める電話がかかってきました
もし受ける気がない時はどうしたらいいでしょう

「検診を受けたら寿命がのびるという確実なデータがありますか?」
「受けたら健康になると保証してくれますか?」

などと問い返すと二度と電話はないようです

「健康には、追い求めると不健康になるという背理ががあります。そして健康な人が長寿を願うと、クスリや手術で命を縮めかねない矛盾があります」

「健康長寿を目指すなら、医者と医療を信じることをやめることです」

「私たちにとって大切なのは、自由に生きる、なにものにも煩わされずに生きることではないでしょうか。そのためには死ぬまで、やまいから解放される必要があるはずです」

まったく深く頷くしかありません
そして最後にきちんとまとめていただいています

「もし人々が、そのことに気づき、考えを変えれば、多くの病気から今すぐ解放され、医者たちの呪縛から逃れることができます。
 そして、やまいを心配するかわりに、今日一日を楽しみ、生きていることと、自分を生み出してくれた宇宙に感謝し、明日への希望を心にともしましょう。
 長寿というのも、一日一日の積み重ねでしかありません。10年先、20年先をあれこれ案じるよりも、一番大切な今日という日を楽しく暮らすことに集中しましょう。
 そして天地の摂理に身をゆだね、あるがままに日々を過ごして老いを迎え、やがて枯れるように大地に還っていく。
 そのような心構えを持つことができれば、医者や医療に頼るよりも確実に、健やかで安全な人生を送ることができます」


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