世の中に定年本があふれています
定年本とは定年後をどう生きるかについて書かれた本です
内容は健康、お金、生きがいなど多岐に渡ります
定年本が良く売れるのは定年になることに戸惑っている人がたくさんいるからに他なりません
このような傾向を揶揄し、たかが定年ぐらいでがたがた騒ぐなバカ、と著者はいいます
定年本の多くがいかに読むに値しないかを具体的な例をあげてズバズバと切ります
多くの定年本では退職後の「いきがい」を見つけ日々を「充実」させるための一般論が説かれています
それに対して著者は普遍的な「いきがい」や「充実」というものはないといいます
一人ひとり経歴、性格、お金、健康、家族、勤務先、交友は絶対にちがうからです
もし「いきがい」を欲するのであれば「自分自身でつくらないと」いけないと著者は主張しています
定年になってからも健康であることに越したことはありません
定年本の中では健康診断を毎年受けることを進めている場合が多くあるといいます
日常生活に支障がないにもかかわらず健康診断を受けて病気とされるケースがあるそうです
定年本ではお金のことも重要なテーマになっています
そこで扱われているのは多く官庁や大企業を定年になったような人です
恵まれた退職金や年金が保証されている人々です
個人事業者や零細企業に勤めていた人のことはほとんど出てきません
定年後をどう生きるかは定年本の一般論では具体的に決めることはできません
それぞれがそれぞれの置かれた状況の中で自分の意思に基づいて決めることです
そのようにして決められたものであればそれがどのような形であっても構いません
このように著者は言っています
0 件のコメント:
コメントを投稿