この本の存在は以前から知っていました
先日ふとしたことから丸谷さんの「笹まくら」を読みました
内容はもちろん、安心して読んでいていられる日本語が心地良かった
その奥書にこの本が上がっていて、読もうと思いました
じつは、既読だったかどうだったか確かめる意味もありました
読んでいませんでした
「笹まくら」の主題は、国家が突き付けてくる死からの逃走です
それでもファンタジーのような印象もありました
「年の残り」は題名通り「老い」が主題で、こちらは身につまされる感じがありました
何しろ、主人公が私とほぼほぼ同年齢ですから
ただ、時代設定は私が小学生の頃ですから、主人公はまぎれもない高齢者でした
私も高齢者には違いありませんが、意識的、肉体的には主人公よりも若いかな
それでもお互い、「死」を思う頃であることには変わりありません
主人公の愛読書は、マルクス・アウレリウスの「自省録」で、2回引用されていました
私も、愛読書とまでは言えませんが、「自省録」を熱心に読んだことがありました
共感することが多かった記憶があります
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