川越にはかつて栄養食配給所というものがありました
旧栄養食配給所 川越市松江町 写真埼玉新聞 |
ここは織物工場の労働者に食料を提供をするために昭和の初頭に設けられたものでした
敗戦とともに閉鎖されましたが建物とかまどだけは保存されていました
現在復元のための工事が行われており来年には完了する予定です
栄養食配給所があった場所の向かいに小江戸カントリーファームキッチン(KCF)があります
KFCと混同しがちですがKCFです
KCFはわたしの考え出したすばらしい略称で正式には小江戸カントリーファームキッチンです
このKCFのお弁当をわたしは週三回ほど昼に食べています
KCFは親子4人の家族経営で店舗はビュッフェスタイルのレストランと青果店を兼ねています
野菜と果物の間を通りこぢんまりとした店内に入るとところ狭しとおかずが並んでいます
奥が厨房でその隣の階段を上がったところが食事スペースになっています
メニューは洋風・エスニック風・中華風の炒め物、パスタ、カレー、半熟卵焼き、サンドイッチ、サラダ、煮物、漬物、フルーツ、それに白飯や炊き込みご飯など
これらはフランス料理店で経験を積んだ息子さんが心を込めて作ったものです
奥さんと娘さんがいつも笑顔で接客していてご主人はここぞという時に登場します
お弁当箱のオリはサイズ小540円(税込み)からです
わたしは最初メニューの多さに戸惑ってしまい店の人にオリに詰めてもらっていました
半年ほどしてようやく要領が分かるようになったので自分で詰めることにしました
その方が自分の好きなものを好きなだけ詰められますからね!
もう何年もKCFのお弁当を食べ続けていますが全く飽きがきません
いつも手作りの美味しさにあふれていて食べるたびに感謝の気持ちが湧いてきます
栄養食配給所とKCFとは何のつながりもありません
通底するのは栄養の行き届いた食事を時空を超えて川越の人々に提供しているという点です
KCFはいまどき川越の栄養食配給所なのです
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