小学校高学年の時のクラス担任は背広に日本社会党のバッチを付けて授業をしていました
矢印が上を向いたようなデザインのものです
今でもそんなことを覚えているのはそのバッチが何か先生に尋ねたからでしょう
高校の時の部活の顧問は共産党を支持していました
もちろん生徒にそのことを話したりはしませんでしたがそれは分かりました
これらの教員は教育に熱心でしたのでそれに触発された生徒も多くいました
わたしもその一人だと思います
行った大学は新左翼の拠点校でほとんどの学生自治会の実権を握っていました
語学の授業中にドヤドヤと教室に押しかけてきては自分たちの意見を主張しました
学生運動への勧誘もしつこく受けましたが拒否しました
このようなことがあったので日本の左翼の歴史を確かめたいと思いこの本を読みました
その結果いちばん心に残ったのは左翼のことではなくロシアのことでした
ウクライナへの侵略がなぜ起こったのか佐藤優さんが明快に述べています
「ロシア人は国境を「線」ではなく「面」でとらえており、地図上に引かれた線が自分たちと他国を物理的に隔てているとは全く思っていません。そういう観点からしてみれば他国との間に線的な国境が引かれていようと安心できないので、国境の外側で「何か」が起きた際に軍事展開ができる緩衝地帯(バッファー)を欲しがるのですね」
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