和田秀樹という精神科医が高齢者向けの本をたくさん書いています
和田さんはこのような本を月に(年にではなくて)5、6冊書くというのです
いきおい和田さんの本には内容に甚だしく重複があります
先日読んだ『60代からの見た目の壁』は目新しいところはほとんどありませんでした
ただその中にたしか和田さんの師匠は養老孟司だと書いてありました
(間違えていたら済みません)
それで養老さんの本を読みたくなりました
この本の中で目にとまったのは2か所です
養老さんは現実をしっかりと見るために自然に接することをすすめています
「頭が良くなりたいならば、自然のものを一日に10分でいいから見るようにしなさい」
新潟の一入亭には夏の間に雑草がおびただしく生えます
今日は午前中にそれを2時間ほどながめました
雑草も自然ですよね
雑草をながめたのは草刈りをしたからです
草刈りをしている間にいろいろとりとめもないことを考えました
・ここに生えている草の中には以前よりもツタ類が増えたな
・となりの錦鯉の養殖池の周りはまた除草剤がまかれて草が枯れているな
・あの池を再び田圃に戻したときに除草剤の害はないのだろうか
・道芝が元気に生えているのでこれは来年採取できるよう刈らないでおこう
・このごろはフキよりもシダの方が元気があるな
草刈りをして頭が良くなるのか分かりませんがいろいろ考えるきっかけになるのは確かです
もう一か所は自信の育て方です
人は社会で生きていけばいろいろな問題にぶつかります
その問題から逃げずに取り組んでいけばやがて自信を持つことができると養老さんは言います
「(社会で生きていけば)なにかにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、ということを繰り返すことになります。しかし、そうやって自分で育ててきた感覚のことを「自信」というのです」
なんか詩的ですてきじゃないですか?