この本は幸福論的な倫理学について書かれています
読んでみて改めてライフスタイルというものが倫理と深く関わっているのだと感じました
人生であれこれ夢中になってやることすべては決して無駄になりません
そのあれこれを繰り返し行うことで個人としての能力が形成されるのです
日々の暮らしの中でその能力をできるだけ多方面に活用することが大切です
できれば自分のやりたいことをやりつくす生活が理想です
自分のやったことの成果が目に見えるようになれば深い満足が訪れるでしょう
それでも「これできっと善い」とはなかなか確信が持てないかもしれません
不安とは言わないまでもどこかわずかに「これでいいのかな?」というような感じです
そのような残滓をこの本は払拭してくれます
山本芳久という人がアリストテレスは次のように考えているのだと言います
「持って生まれた能力や可能性を十全に発揮することのうちに幸福が見出される」
自分の能力を最大限に引き出していくことが幸福に繋がっていくということでしょう
この本を読んで当たり前のことに気がつきました
「あなたは幸福です」と書かれたハガキがいつかどこからか届くわけではないのです
幸福かどうかは自分自身で感じ取るものなのです
日々を幸福に感じられるように過ごしていくことが何よりも大切です
0 件のコメント:
コメントを投稿