2023年9月20日水曜日

『生物はなぜ死ぬのか』小林武彦

ヒトはたった一つの細胞から進化してきました
地球上にまったく奇跡的に初めて出現した生物はたった一つの細胞でした
それが様々な進化を繰り返しながらヒトという生物になったのです

進化は環境への適応です
その進化を支えているのは絶滅です
絶滅が無ければ進化はありません

どういうことでしょうか?

地球上にはおびただしい数の生物が存在します
それらの生物は地球環境の変化と他の生物との生存競争にさらされます
環境に適応し競争に勝った生物は進化します
適応できず競争に負けた生物は滅亡します
進化した生物は絶滅した生物の身体と餌を食べてまた進化する機会を得ます

その絶滅の最小単位が死です

子は親よりも常に優秀です
「うちはちがう」と言う方もいるかもしれません
残念ながらそれは勘違いです

親が死に親より優秀な子がこんどは親になりその親より優秀な子が生まれる
これが生物に共通する進化の道筋です
生物は死ぬことによって進化するようにプログラムされているのです


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