2021年6月21日月曜日

「村の一年(写真で見る日本生活図引別巻)」           熊谷元一=写真 須藤功=編


昨年の夏至からこの本を読みはじめ、ちょうど一年かけて読み終わりました
写真集なので「見終わりました」というのが正しいかもしれません

この写真集は高度成長の波が押し寄せる直前のある農家の一年をとらえたものです
今から65年前のその暮らしはじつに自給自足的で現代の感覚からすると貧しいです

一家は衣食住のほとんどすべてを自分たちの手でなんとかしていました
だからとても忙しくて体だけでなく頭もとても疲れたことと思います

それなのに、というか、それだからこそ家族の表情がとてもいいのです
とりわけ子供たちの明るい笑顔に心を打たれます

つましい暮らしの中でこれほどに幸せそうにしていられたのはなぜでしょうか?
貧富を問わず、今この家族のように暮らせている人たちはどれほどいるのでしょうか?

この写真集を編集した須藤功という人が本のはじめに
「豊かさの初めに掲げるべき思いやりの心を、家族も村人も等しく持っている」
と書いています

私たちは豊かになるとともに笑顔も思いやりの心も失ってしまったようです

つつむ、きく、このあい


「つつむ、きく、このあい」
これですべてです

「つつむ、きく、このあい」の「つ」は「作る」の「つ」です
自分で作るのが好きです
たくさん作りたいものがあるうちでとりわけ三つに集中しています

「藁細工」
「竹細工」
「茅葺き」

「つつむ、きく、このあい」の「つ」は「伝える」の「つ」です
自分だけでなく誰でも見られるようにブログに記録しておきます

「藁竹茅」は藁細工、竹細工、茅葺き
「人力遊山記」は山歩き、自転車旅、舟遊び
「一入亭日乗」はそれら以外すべて

「つつむ、きく、このあい」の「む」は「睦む」の「む」です
人との睦みあいこそ喜びの源泉です

「息子」
「友人」
「すべての人」

「つつむ、きく、このあい」の「き」は「気づく」の「き」です
見る、聴く、読むをとおしての気づきです

「見聞」は人の話し、テレビ、ラジオなど
「学ぶ」はサークル、講座など
「読む」は新聞や本です

「つつむ、きく、このあい」の「く」は「暮らす」の「く」です
暮らしのためになおざりにできない事の数々です

「衣食住」
「経済」
「諸事」

「つつむ、きく、このあい」の「こ」は「言葉」の「こ」です
大切な言葉を慈しみます

「日本語」は母なる言葉です
「英語」はグローバルなコミュニケーションのための言葉です
「仏語」は異文化への扉となる言葉です

「つつむ、きく、このあい」の「の」は「遺す」の「の」です
ささやかな人生の遺物として三つあります

「農家」は新潟の一入亭のことです
「町家」は川越のハーミ亭のことです
「車」は一入亭とハーミ亭を結ぶものです

「つつむ、きく、このあい」の「あ」は「遊ぶ」の「あ」です
三つのジャンルの遊びに集中します

「山歩き」として登山とスキーをします
「自転車旅」を国内外でします
「舟遊び」は新河岸川の船頭と海で波乗りです

「つつむ、きく、このあい」の「い」は「癒す」の「い」です
いろいろな癒しのうちでとりわけ三つのことです

「睡眠」は質の高い眠り
「運動」は散歩、ダンス、筋トレ・ストレッチ
「音楽」はジャズとクラシック

「つつむ、きく、このあい」
今はこれがすべてです

2021年6月8日火曜日

草刈り

今年最初の草刈りです
まだフキが元気なのでそれをよけながら刈ります
「フキ以外の雑草を刈ると年々フキが優勢になっていつか一面がフキだらけになる
そうしたら庭は食べ物で一杯になるし草刈りはずっと楽になる」
これを「選択的草刈りプロジェクト」と名付け一人静かに昨年から展開中です
10年ぐらいするとその結果がわかるでしょう

今年は梅雨入り前に茅葺きも草刈りも終えることができてほっとしました
沈む夕陽を肴に水割り焼酎を傾けました


2021年6月5日土曜日

マソイの煮付け

いつもの土曜日のように川越市場に買い出しに行きました
今日は曇り空で干物を干すには向いていないなと思いながら自転車をこいでいきます

市場の魚店を見て回っていると売れ残りの形のいいマソイが目にとまりました
これを煮付けよう!

筋肉質の身に脂がのっていて美味しかったです