ぼくは読んだ本についてこのブログに書き留めています
森さんは読者が読後感などをブログなどに書くのは意味がないと言っていますそれはただ本を読んだよとお知らせしているのにすぎないからと
すくなくともぼくについてはそれはあたっていません
ぼくはいま三つの分野のブログを書いています
藁細工、竹細工、茅葺きという手仕事についての覚書が「藁竹茅」です
自分が行った山旅や自転車旅についての記録が「人力遊山記」です
そして暮らしのなかでの印象的な出来事のメモが「一入亭日乗」です
これらのブログの主目的は忘れっぽいぼくが後々参照するためです
読んだ本については「一入亭日乗」に書いています
ぼくが本を読むのは読んだことによってすっきりとしたいからです
つまりぼくにとって本とは「読むクスリ」なのです
そのクスリが効いたのかどうかブログに書いているといったらいいでしょう
本に書いてあることが自分の人生経験にてらして納得できれば気分がいいのです
読んでそういう気分になれなければその本(クスリ)は効かなかったということです
それをブログに載せて白日の下にさらす必要があるのかと思う人もいるでしょう
ぼくとしては「このクスリは効くよ(または効かないよ)」とお知らせしたいのです
さてこの本についてです
「一日に一時間の読書の時間があるなら、同じくらいの時間を、本探しにかけても良いだろう」
同じくらいとは言わずとも、四分の一くらいの時間はかけもいいかもしれない
ほとんど本探しをしていないぼくはもっと充実した読書人生を送れるはずですから