2022年2月26日土曜日

雪掘り

先月末に一入亭の雪掘をしました
「もうあと降らないといいんだけどなー」と様子を見ていました
義理堅く寒波が何度も押し寄せて積雪が1m増えたのでまた雪掘に出かけました

だいぶ積もっちゃってます


本日快晴のもとで掘りました
表はこんな感じに

全部掘ると大変なので屋根が傷みやすいところだけ掘りました

一見これで掘れているのという感じではあります
裏も同じように溝堀りスタイルで

「これでもいいんじゃないか」という具合の掘り方です

ブラックチェリーの木もだいぶ埋まっていますが元気そう

三月になるともう雪はあまり積もりません

今冬の雪掘りはこれで終わり(だといいんだけどな)

2022年2月24日木曜日

梅咲く

狭い日陰の庭にようやく今年も梅が咲きました
例年は2月14日前後の開花ですが今年は10日ほど遅れました
やっぱり今年の冬は寒かったのかな

最初に咲くのはこれだろうと一番大きそうな緋の蕾を毎日眺めていました
その予想を裏切って東向きの小さな蕾がまず咲きました
なぜだろう?

思いつくのはこの和歌くらい

東風吹かば におひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ

東向きの蕾に東風がまともに吹きつけたのでしょうね、きっと

2022年2月23日水曜日

『人びとのなかの冷戦世界』益田 肇

「社会保守」という言葉に怖さを感じました

『これ(社会保守)は、大多数の人々が「普通」と感じる社会的・文化的秩序、また社会的関係についての常識を、さまざまな異論を封じ込めることで維持し、そうすることで社会の安定を生み出そうとする態度や傾向を意味している』P.336

普段生活していて何かを選択しなければならないことはよくあります
そんな時にこうするのが「普通」だと一択で回答を迫まる人が結構います
昨年完成した自宅の建築工事をしているあいだによくこういう人に遭遇しました

家を建てることは建主にとって何かを選択することの連続です
家を建てるなどということは多くの人にとって一生に一度きりのことです
だから自分が建てたいような家を建てようとかたく決心していました
ところがこちらは建築の素人なのでなかなか決められないことも多かったのです

相対する工務店は建築のプロです
こちらとは比較にならないほどたくさんの知識と経験を持っています
たとえばわたしが壁紙の色や材質で迷っているときは的確にアドバイスしてくれました

建築業者の中には建主の無知に付け込んで自分に都合よく話を進めようとする人もいます
「こういう部屋にはこういう壁紙にするのが普通ですよ」などと言ってです
家が完成してから建主の人が「自分の好きな色にすれば良かった」と思っても後の祭りです
この程度のことでしたら深刻に考える必要はないかもしれません

世の中がざわめき立つと怖いことになります
「大多数の人びと」のなかの「社会保守」があちこちで頭をもたげてくるからです

『普通の人びとがどれほど強大な影響力を発揮して国内社会の異論を封じ込めたり、しばしば暴力的で残酷な手段で国内秩序と社会の安定を生み出そうとしていたりしたか』P.340

普通の人びとの暴力について
『草の根のファシズム 日本民衆の戦争体験』 吉見義明
『ヒトラーを支持したドイツ国民』 ロバート・ジェラテリー

2022年2月17日木曜日

庭を薬草木で満たすプロジェクト(1)

まだは風は冷たいけれどプロジェクト開始です

ボケ
去年の秋にもらった種はすでに植木鉢に蒔いてあります

ボケ
クチナシ
一重クチナシの苗を買ってグラスに活けました
暖かくなったら庭に植えます

クチナシ
ツワブキ
買った種を庭に蒔きました
日陰をいとわずに冬に花を咲かせる立派な方です
元肥を入れて種蒔きしました

ツワブキ

2022年2月15日火曜日

テッチャンとの日帰り温泉旅行

テッチャンの朝は早い
TJライナー
日の出とともに川越を出発
まずは池袋へ
TJライナー車内
どこへ行くのか分からないまま品川に
新幹線で熱海へ
こだま
新幹線のグリーン車に初めて乗りました
こだまグリーン車内
伊豆急行線で下田へ
50年前の東急車両がいまだ現役
下田の街を歩きます
宝福寺
道の駅で昼食
金目鯛バーガー
ようやく温泉にたどり着きました
金谷旅館
熱くていいお湯でした
踊り子さんは名前を変えて活躍中
サフィール踊り子で帰ります
こんな旅は最初で最後でしょうね
自分一人ではできません
サフィール踊り子
川越に戻りました
テッチャンありがとう

2022年2月4日金曜日

あえて傷病の藁で

円座
わたしは東京農工大学の科学博物館のわら工芸サークルに所属しています
サークルでは大学の府中農場で刈り取ったわらを藁細工に使っています

農場の昨年のコメの作柄はきわめて不良でした
鳥が悪さをしたためと農場の方が言っていました
そんなわけでいただいたわらもはげしく病み痛んでいました

正直このわらで藁細工するのはつらい
けれどこれだってわらです
こうなったのはわらのせいではない
こういう年だってあります

あれこれ自分に言い聞かせながらグザグザのわらを時間をかけて選りました
一抱えあったわらはこんくらい(両手で握れるほど)になってしまいました

今日そのわらで円座を作りました