2016年9月5日月曜日

柿渋つくり(2)搾り

こんにちは、藁竹茅です。

8月15日に柿渋を仕込んでから毎日2回撹拌しました。
撹拌し忘れた日もありました。

仕込んで1週間

空気に触れた柿の皮が茶色くなっています。
撹拌すると発酵で生じた泡があがってきます。



仕込んで2週間

2週間たち依然としてよく泡があがってくる樽と
そうでない樽があります。なぜでしょうか?




しぼる

きょうで仕込んで3週間たちましたのでいよいよ搾ります。
仕込みと同様に世田谷区の次大夫堀民家園で毎年行われて
いる方法を参考にして搾りました。

<材料> 柿渋30リットル×3樽

<道具> バケツ、ヒシャク、ゴム手袋、搾り袋(自作)
       ※搾り袋は古布をミシンで縫って作りました。







ヒシャクを使って樽からなるべく汁を汲みだして
バケツに入れます。そのあと残った実を搾り袋に
入れます。たくさん入れすぎると搾る時に力が入り
ません。         
                    

      


一時間以上かかってようやく全部搾り終えました。
40リットルぐらいになりました。樽の上に布をかぶせ
フタをして物置に保存しました。

搾りかすは庭の植木の根元にうめました。


物置で一年間ねかせたあとペットボトルに詰め替えて
さらに一年間ねかせて完成です。気の長い話ですね。

うまく熟成すると一年後には濃い麦茶のような色になり
ます。次大夫堀民家園で失敗した年があったそうです。
渋柿にいくつか甘柿がまじっていたために熟成せず
いつまでもミルクティーのような色のままだったとのこと。

大丈夫。一入亭の青い渋柿ばかりで作りましたから。
来年のいまごろきっといいご報告ができると信じてます!