1989年11月3日金曜日

スバル・レガシー

長男が生まれて、ようやく首が座った頃、レンタカーを借りてドライブへ行った。行先は埼玉県東松山市にある森林公園である。行ってみたところ、あいにく休園日だったので、近くの河原でピクニックをした。家族で車で出かけるのは楽しかった。それで今度引っ越したら車を買おうと思っていた。

妻の妹は、大学を卒業後しばらく東京スバル販売という会社で働き、結婚後に退職していた。それで彼女に知り合いを紹介してもらい、その店で購入した。知り合いということで、かなりの値引きをしてもらったのだろうが、詳細は覚えていないし、記録も残っていない。

スバル・レガシーは水平対向の4気筒エンジンが特徴である。わたしが高校生の時、山岳部の顧問だったM先生が、スバル1300という車に乗っていて、そのエンジン音ときびきびとした走りに魅力を感じた。またレガシーはワゴン車なので、人も荷物もたくさん載せられるのが良かった。スキーや山登りで雪道を走るだろうから4輪駆動を選んだが、購入費用を抑えるためにマニュアル・シフトでエアコンのないもっとも廉価のタイプにした。

この車に結局10年ほど乗ったのだが、最後はあちこち擦ったりぶつけたりしたあとができ、おまけにマフラーに穴が開いて暴走族車の排気音のようになってしまった。子供も増えて手狭になったので、ホンダのステップワゴンに乗り換えることにした。このレガシーはホンダのディーラーに下取り価格ゼロ円で引き取られていった。